電気やガスなどのエネルギーは、どうやって料金が決まるのでしょうか?
まずは、簡単なエネルギー料金の構造を確認しましょう。知ることが省エネの第1歩です。
エネルギー料金の基本構造
当たり前ですが、エネルギーの利用量と単価で料金が決まります。次にガスの料金構造を見てましょう。
利用する会社によって多少異なりますが、基本構造とほぼ一緒になります。
ガス料金の基本構造
一方電気料金はこちらです。
電気料金の基本構造
ガスと違って非常に複雑です…今まで聞いたことのないような、単語まででてきます。
ですが裏を返せば、電気料金の構造を正しく知ることができれば、省エネできるポイントが多いということです。
電球一つでもただLEDに交換すればいい、という訳ではありません。もっと効果的にコスタダウンできるポイントがたくさんあります。
それでは続いて見直す方法を紹介します。まずは下の表をご覧ください。
大きくは「使用量を減らす」と「単価を下げる」の2つに分かれます。
「使用量を減らす」には空調・照明設備を入れ替える「小エネ」、空調・照明設備をの使い方を見直す「省エネ」があります。
設備を入れ替えるには、お金がかかりますが、省エネに関する国の補助金を申請することも出来ます。
また、使用する時間や方法を見直せば、設備を変えなくても省エネできる可能性もあります。
「単価を下げる」は現在契約している電力会社との供給契約を見直し、新電力に変更することで、リスクなく短期間で省エネできる可能性があります。
説明では簡単ですが、実際見直すとなるとご自身で出来るでしょうか?
職場の中で電力を使いそうな物といえば、照明、パソコン、エレベーター、空調、給湯機器などが思い浮かぶと思います。
それじゃあ、照明はLEDに変えよう!エレベーターは使用を制限しよう!空調は省エネ重視のものに入れ替えよう!…などと思いつくはずです。
間違ってはいませんが、果たしてそれであなたの会社は省エネとしての効果を得られるのでしょうか?
思い切って設備を入れ替えたとしても、効果的な使い方をしなければ、費用がかかっただけで省エネできません。
また、LEDに入れ替えたとしてもあなたの会社で電力を一番使っている場所は照明ではないかもしれません。
いったいどうしたら…