省エネ

【保存版】キュービクルの耐用年数と寿命を延ばす秘訣を大公開!

保存版】キュービクルの耐用年数と寿命を延ばす秘訣を大公開!

「キュービクルはどの程度の期間使用することが出来るのか?」と思いませんか。

今回はキュービクルの実際の耐用年数と、法律上で定められている法定耐用年数について詳しく解説していきます。

さらに後半ではキュービクルを出来るだけ長い期間使用できるようにするために気をつけておきたい考え方も、公開しています。

「キュービクルの導入を考えているけど、一体どの程度使える物なのか分からない。」という方は、こちらの記事を参考にして頂ければと思います。

キュービクルの耐用年数はどのくらい?

キュービクルは、様々な受電用の電気機器及び配線などをひとつの四角形の金属箱にコンパクトにまとめた高圧受電設備です。

その為、キュービクルの耐用年数は内部の機器類によりそれぞれ異なってくるので一概に何年とは言えません。

ただ、キュービクル内に設置されている基本的な電気機器類には、

法定耐用年数と呼ばれる基準の目安となる数値が設定されています。

法定耐用年数はやや短めに設定されている

キュービクルの耐用年数は、法定耐用年数によって定められています。

法定耐用年数は現実的な実年数と比較すると、やや短めに設定されている事が多いです。

ですので、キュービクル自体が法定耐用年数を越えたら使い物にならない、というわけではありません。

キュービクル法定耐用年数に分類される項目

キュービクルの耐用年数は、内部の機器類それぞれに詳細に耐用年数が設定されています。

キュービクルの内部の機器類の項目には、

  • 変圧器
  • ヒューズ
  • コンデンサ
  • 高圧遮断器
  • 断路器

など様々な項目がありそれぞれ法定耐用年数が異なってきます。

キュービクル機器ごとの法定耐用年数と

キュービクル内に設置される基本的な電機機器類、JIS規格で定められておる電気機器類には「法定耐用年数」と呼ばれる機器類の交換時期の目安となる指標が示されています。

これらの法定耐用年数は、実際の実用年数よりもやや短めに設定されている点が、ポイントです。

以下にキュービクル内に設置される基本的な電気機器類の法定耐用年数、及び、「実用耐用年数の目安」をまとめておくので参考にして頂ければと思います。

【キュービクル内電気機器類の
法廷耐用年数、実用耐用年数の一覧表】

【変圧器】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20~25年

【ヒューズ(屋内) 】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:15年

【ヒューズ(屋外)】
法定耐用年数:10年
実用耐用年数の目安:10年

【コンデンサ】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:15~20年

【高圧遮断器】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

【断路器】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

【高圧負荷開閉器】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

【高圧カットアウト】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

【避雷器 】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:15~20年
【計器用変成器】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

【保護継電器 】
法定耐用年数:15年
実用耐用年数の目安:20年

こうしてみてみると、法定耐用年数と実際の耐用年数では5年ほどの差があることが分かります。

キュービクルはメンテナンスは必要ですが、一度設置すればかなり長期間使用することが可能です。

定期的なメンテナンスがポイント

キュービクルは電気設備の一つであり、耐用年数や寿命を考慮した管理が必要です。屋外設置と屋内設置で大きく寿命が変動し電流の流し方や使い方によっても大きく変動します。

先程記述した通り、税法上の償却資産の耐用年数としてキュービクルの耐用年数は15年と定められています。

ただ、実際に運用するキュービクルについては、メンテナンスを十分に実施していれば、15年を超えても問題なく稼働出来ます。

キュービクルの外箱は単なる鋼板ですので清浄な屋内環境で、再塗装、補修、清掃をしっかりと行っており、劣化が進んでいる内部機器の一部交換などを続ければ、30年という長い期間であっても使用可能です。

しかし、屋外設置の場合は雨、潮風、酸化ガスの影響を受けるため、外箱や内部機器に対し数年で錆が発生するおそれがあります。

頻繁なメンテナンスを実施しても20年も経過すれば外箱が全体的に腐食し内部機器にも深刻な腐食が発生します。

もし定期的な保守が行われないようであれば、キュービクル本体の交換といったことも検討しなければなりません。

キュービクル内部に収容されている高圧機器については、外箱とは別に、個別管理を行います。

負荷開閉器、遮断器は、短絡電流など事故電流を経験していなければ、15年~20年は問題なく使用でき実際に30年近くも運用し続けている高圧機器もございます。

しかし、大きな負荷電流を繰り返し開閉していたり、事故電流の遮断などを経験している遮断器は、短期間での故障が見られる傾向にあります。

長期間使用した高圧機器は、交換部品が手に入りにくくなります。

交換部品が手配できない機器が故障すると、新規品への交換に時間を要し、事故の復旧がなかなかできず、長期間の停電のおそれがあります。

交換部品の手配が困難になった機器は、すぐに新品に交換するよう計画すべきです。

事故の前兆を早期発見し交換する

定期点検で、異常な絶縁低下や、異音異臭・焦げ跡の発生が確認された場合は、運用年数にかかわらず即座に交換すべきです。

不良が発生している開閉器、遮断器を使用していると、負荷開閉時や遮断時にアークを消弧できず、短絡事故などが発生します。

電気事故により波及事故を起こした場合、経済産業省への電気事故報告の義務があり「なぜ事故が起きたのか」の詳細を報告しなければなりません。

絶縁低下を引き起こしている機器を放置していたことが判明すると電気主任技術者は法的責任を問われてしまいます。

高圧ケーブルや母線は、屋内であれば30年~40年程度、屋外であれば20年~30年で使用限界となり交換が必要である。

因みにケーブルや母線は、目視で異常を発見することが困難ですので、絶縁抵抗、絶縁耐力の試験を定期的に行い、事故の前兆が発見された場合は早期に交換するよう手配すべきです。

まとめ、定期メンテンスをすればキュービクルは30年使用可能

キュービクルは一度設置すれば15年から長くて30年も使用することが出来ます。

ただ、そのためには定期的なメンテナンスと異常が見つかり次第即部品交換をするという早期発見がとても大切になってきます。

キュービクルの設置にかかる費用は決して安いものではありません。

ただ、設置後と設置前での年間のコストカット額を比べるとすぐに元が取れるほど費用を削減することが可能です。

メンテナンスをしっかりと行い長期間キュービクルを使用して頂き大幅なコストカットを実現して下さい。

キュービクルの関連記事

【費用対効果を検証】キュービクルの導入価格と規模別の料金を公開!

【2019年版】3地域で開催!省エネ・節電EXPOとは?

【2019年版】3地域で開催!省エネ・節電EXPOとは?

省エネ・節電関連の展示会でもっともポピュラーなものの1つに『省エネ・節電EXPO』があります。

こちらはリードエグジビションジャパン株式会社が開催する展示会となります。

この省エネ・節電EXPOの展示会はどの地域で開催されているのか?どんな内容の展示会が開催されるのか詳しく見ていきましょう。

省エネ・節電EXPO 東京

省エネ・節電EXPOは最新の省エネと節電対策の展示やセミナーなどが行われる展示会になります。

主催はリードエグジビションジャパン株式会社。

オフィス・ビル・工場のあらゆる場面で使用される省エネ製品や省エネシステムなどが一堂に出展されます。

省エネ・節電に課題をお持ちの企業、学校、施設、官公庁の方々との商談の場としても利用されています。

展示会を機会に国内外の省エネ・節電を提供している出展社と来場者のマッチングが展示会の目的になっています。

今年度の省エネ・節電EXPOは東京、関西、名古屋の3つの地域で行なわれる予定になっていますが、その開催地の1つが東京になります。

■省エネ・節電EXPO公式ホームページ
https://www.eco-expo.jp/tokyo/

省エネ・節電EXPO 東京の開催地・開催日

省エネ・節電EXPO

東京での省エネ・節電EXPOの開催は、『東京ビッグサイト』です。

開催日は2019年5月29日(水)~31日(金)、3日間の日程で開催されます。

なお、開催時間は10:00~18:00になりますので時間をお間違いないようお気を付けください。

開催地までは電車でお越しの場合は『国際展示場』『国際展示場正門前』が最寄駅となっています。

国際展示場からは徒歩7分国際展示場正門前からは徒歩3分程で到着できます。

バスでお越しの場合は各地域の『都営バス』『京急バス』『リムジンバス』をご利用頂き東京ビッグサイトにて下車ください。

■各地域の詳細アクセスはこちらから
http://www.bigsight.jp/access/transportation/#ByBus

省エネ・節電EXPOで展示される製品とサービス

東京の展示会で出展される製品には以下のカテゴリーの省エネ機器が展示されます。

■省エネ照明

  • LED、CCFLなどの照明器具
  • 照明制御システム
  • 太陽光採光システム
  • 照明レンタルサービス

など

■空調設備

  • 高効率空調システム
  • デマンド監視システム
  • 冷風機

など

■遮熱・断熱関連

  • ・遮熱・断熱塗料
  • 遮熱・断熱フィルム
  • ブラインド ロールスクリーン
  • 屋上・壁面緑化

など

さらに省エネ製品だけでなくエネルギー管理や省エネのコンサルティングも以下のように開催されています。

■エネルギー管理

  • BEMS/FEMS
  • 電力見える化システム
  • IoT活用の省エネ分析

など

■省エネコンサルティング

  • 省エネ診断サービス
  • ESCOサービス
  • 補助金・助成金コンサルティング

など

■展示会の省エネ製品・サービスの検索はこちらから(リンクは名古屋のものです。東京のページは現在準備中)
https://d.office-expo.jp/Nagoya-2019/

展示会で行なわれているサービス

■展示会では

  • 『工場向け熱中症対策ゾーン』
  • 『遮熱・断熱ゾーン』
  • 『省エネ照明ゾーン』

のカテゴリーに分けられています。

■工場向け熱中症対策ゾーンは

  • 空調設備
  • 工場扇 冷風機
  • 散水システム
  • 作業服 空調服
  • 屋根塗装

など

■遮熱・断熱ゾーンでは

  • 遮熱・断熱塗料
  • 遮熱・断熱シート
  • ガラスコーディング
  • 断熱材
  • 省エネ窓
  • 遮熱カーテン
  • 遮熱板

など

■省エネ照明ゾーンでは

  • 省エネ照明器具
  • LED照明器具
  • 反射板
  • 人感センサー式照明器具
  • タスク・アンビエント照明
  • 光ダクト

など

カテゴリー分けされていることで現在、導入を考えている製品がどこにあるかすぐに見つかると思います。

出展社との事前予約

これは東京会場の展示会のみですが、来場前に出展社とアポイント(予約)も可能です。

現在抱えている課題や導入を考えている製品、予算などの情報を出展社に伝えておくことで、今の課題を解決する提案やアドバイスを迅速に受けることができます。

省エネ対策に関わるセミナーも同時開催

展示会は製品の紹介やサービスだけでなく省エネ対策に有効なセミナーも同時に開催されています。

実際にオフィス・工場・ビルにおけるそれぞれに有効的な省エネ対策を同時に学ぶことができる内容になっているようです。

その他、同時開催される展示会

省エネ・節電EXPO以外にも同時に開催される展示会があります。

それが以下の8つの展示会になります。

セキュリティー、防災、福利厚生などジャンルは様々です。併せてご利用ください。

  • 関西オフィスセキュリティーEXPO
  • 関西オフィス防災EXPO
  • 関西オフィスサービスEXPO
  • 関西HR EXPO~人事労務・教育・採用 支援展~
  • 関西 働き方改革EXPO
  • 関西 会計・財務EXPO
  • 関西 福利厚生EXPO

省エネ・節電EXPO 関西

関西は大阪にて展示会が行なわれます。詳細を見ていきましょう。

2-1:省エネ・節電EXPO 大阪の開催地・開催日

省エネ・節電EXPO大阪の開催地は『インテックス大阪』になります。

開催日は2019年11月13日(水)~11月15日(金)3日間の日程で開催されます。

開催時間は10:00~18:00になります。

時間を間違いないようお気を付けてお越しください。

開催地までの最寄り駅は以下の3つになります。

  • コスモスクエア駅から徒歩約9分。(西ゲートまでの循環バスが用意されています)
  • トレードセンター前駅より徒歩約8分
  • 中ふ頭駅より徒歩約5分

省エネ・節電EXPOで展示される製品

東京会場と同様、大阪の展示会でも展示製品がカテゴリー分けされています。

■省エネ照明は

  • LED照明器具
  • 反射板
  • センサー式照明
  • 採光システム

など

■省エネ空調設備は

  • 空調システム
  • 涼風機

など

■遮熱・断熱は

  • 遮熱・断熱フィルム
  • 屋上・壁面緑化

など

会場により内容は多少異なりますが、照明器具、空調設備、遮熱・断熱器具に分けられているところは共通しています。

■エネルギーマネジメント

  • BEMS/FEMS
  • 電力の見える化
  • デマンド監視
  • ESCO

など

太陽光発電、エネルギーマネジメントに関するサービスや太陽光発電のシステムも展示内容に含まれています。

前年度の出展製品や出展社の検索はこちらからご覧いただけます。
http://d.office-expo.jp/ja/Kansai-2018/

大阪で開催されるセミナー情報

関西圏の省エネ・節電EXPOでも東京と同様にセミナーも開催される予定になっています。

昨年行なわれたセミナー情報では以下の4つのセミナーが行なわれた模様です。

  • 省エネルギー政策の現状と課題
  • 未来の省エネに向けて~補助金を活用した省エネ取組み事例~
  • オフィス、工場、さまざまな拠点で成果を生む省エネ実践事例
  • 50%の省エネ・節電達成の秘訣!~技術よりも進め方で成果に差が出る~

実際に行なわれた省エネの実践事例から補助金を利用した省エネ法まで様々なテーマのセミナーが開催されていました。

今年も同様のテーマのセミナーが開催される可能性があります。

日時が近づいてきた頃に下記のホームページより最新の動向をチェックしてみてください。

省エネ・節電EXPO 名古屋

***2019年の省エネ・節電EXPO 名古屋は終了しました***

省エネ・節電EXPOは東京大阪に続き、2018年から名古屋での開催が決定しました。

経営者の方々より「名古屋で開催してもらえると来場しやすい」という声が年々高まったことを受け、開催が決定したようです。

今年開催ということもあり、詳細な情報はホームページにもほとんど掲載されていませんが…

展示会の内容そのものは東京と大阪で行われている内容と大きく変わらないと予測されます。

中部・東海地域の方々にとっては唯一の商談の機会になりますので、今後の情報にご注目ください。

■省エネ・節電EXPO名古屋↓
https://www.eco-expo.jp/ja-jp.html

開催日は
2019年2月13日(水)~15日(金)3日間の開催になっています。

会場は『ポートメッセなごや』になります。

アクセスはJR名古屋駅よりあおなみ線『金城ふ頭駅』で下車。徒歩約8分となります。

■詳細な行先はこちらから↓
http://portmesse.com/access/traffic

まとめ

省エネ・節電EXPOは東京・大阪に加え、来年からは名古屋でも開催されることでますます利用しやすくなりました。

名古屋の展示会については現時点では詳細な情報がないため、今後の動向に注目が必要です。

普段聞く機会がない展示会ならではの情報やセミナーも用意されていますのでこの機会に参加してみてはいかがでしょうか?

省エネ・節電対策のヒントで得られるものも多いはずです。

合わせて読みたい

【2019年版】東京で開かれる省エネ関連の展示会とは?
【2019年版】大阪で開かれる代表的な省エネ展示会を一挙紹介!

東京都のLEDの電球交換はいつからいつまで実施?概要を徹底解説!

東京都のLEDの電球交換はいつからいつまで実施?概要を徹底解説!

LED省エネムーブメント促進事業は、家庭で使用中の白熱電球2個以上とLED電球1個を交換する事業となっています。

この事業の目的は、都内のエネルギー消費量の1/3を占める家庭部門の省エネ化の促進を目的に、実施が開始されました。

使用していた白熱電球をLED電球に換えることで省エネ効果を実感して頂き、都内の個人1人1人省エネに対する意識を高めてもらうことが狙いにあります。

今回は事業の概要や交換までのステップとLED電球と白熱電球が電気代や寿命の観点からどのくらい違うかを数値化するとともにLED電球にはどんなメリットとデメリットがあるのかを見ていくことにします。

続きを読む

効率良く省コスト化する省エネ法とは?

省コストとは?

省エネや節電なども似たような感じに見えますがそれぞれ一体には一体どんな意味合いがあるのでしょうか?

また、省コストのためにすぐに取り組めることとは?

今すぐできる省コスト対策をまとめました!

続きを読む

東京都で利用できるLED電球の無料交換制度とLED電球のメリット

2017年7月10日より、東京都ではご家庭で使用されている白熱電球をLED電球に交換する制度が実施されています。

LED照明は省エネ性能が高いことで期待を集めています。

例えば60ワットの白熱電球100万個をLED電球に換えることで、

年間約23.4億円の電気料金の削減や約4.4万トンのCO2削減効果が期待できると言われています。

長期的な視点で見れば、家庭内での大きな電気料金の削減に繋がってきます。

しかし、LED照明導入にかかる費用等で中々購入に踏み切れない家庭も数多く存在しています。

その状況を変えるために支援されている制度が今回紹介する『家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業』になります。

続きを読む

エコオフィスの取り組みに必要な2つの要素

two-elements-necessary-for-the-efforts-of-the-eco-office

『節電』『省エネ』『エコ』などエネルギーを節約するための取り組みが日本全国に広がりを見せており、省エネ性能に優れた機器が次々とリリースされています。

また、2011年には福島第一原発が事故により停止してしまったことから電力不足を補うため、『スーパークールビズ』を推奨することで空調電力量を抑える取り組みがありました。

原発事故が起きて以降は特に環境汚染やCO2排出量の増加が懸念されています。

このことから、以前のエコ活動は工場で行われるのが一般的でしたが、今ではオフィス内でもエコへの取り組みが広がっています。

では、私たちが今すぐにでも取り組めるエコ活動にはどんなものがあるのか?

1つ1つ見ていきましょう。

続きを読む

これって資産計上? LED化の工事費用の対応方法について

今、省エネをはじめ、環境への
関心が大変高まっています。

社内の照明を「全てLED化にしたい」
という気持ちがあっても初期導入のコスト
など負担を考えるとなかなかスピーディー
に進められないのではないでしょうか。

蛍光灯からLED照明へ交換するだけで
完了するのであれば初年度の経費負担が
多少かかっても着手できるでしょう。

しかし、ほとんどの照明は、
大掛かりな工事を必要とします。

経理処理上大切な税務処理の対応指針が
明確にならないまま水銀を使用している
蛍光灯など照明器具の輸出入まで規制され
製造が中止されることになりました。

「交換コストの負担を考えると
なかなか進められない」と言って
いられない状況になってきているのです。

LED化することですぐに
資産計上をすることなく、
初期コストを抑える方法として
「リース契約」があります。

ここでは、LED照明の資産計上をはじめ、
「リース契約」を利用してLED化すること
のメリットについても触れていきます。

1:資産計上とは

「資産計上」という言葉を聞いたことがありますか。

経営活動に使用することで
収益を上げることを目的に
所有しているものを
「資産」と言います。

会社の財政状況を知る資料として
貸借対照表というものがあります。

決算時期になると新聞などで
見たことがあるのではないでしょうか。

この貸借対照表の左側に記載され
ることを「資産計上」といいます。

1-1:使用期間で資産計上の方法が変わる

資産計上されたモノの中からさらに、
1年未満で使用される資産と
1年以上使用さ続ける資産の
2に分けられます。

これまでの電球の使用期間は、
一般的に3000時間です。

これに対し蛍光灯の寿命は長く、
6000~12000時間と言われています。

これまでの照明器具の使用時間の場合、
会社の資産として使用できる期間が
短いと判断され、電球の使用が開始
された時点で消耗品として処理されます。

短期的な使用目的として所有し
まだ、未使用の電球に関しては、「貯蔵品」
として資産計上されることになります。

それでは、照明をLED化した場合は、
どうでしょう。

これまでの照明器具と違い
使用期間が40000時間と
言われています。

会社の資産として使用できる期間が
これまでの照明器具とは大きく
異なってきますよね。

そのため、同じ照明器具としての
使用ですが、長期的な使用目的と
判断されると考えられます。

LED電球が未使用の状態で所有
している時は、「貯蔵品」として
計上され、使用開始後「固定資産」
計上されるのではないでしょうか。

今、LED電球の値段が
下がってきています。

これまでの照明器具と同様の
価格まで下がる可能性があります。

そうなれば、
消耗品として処理をしても
会社の経営に大きな影響が
ないのではないでしょうか。

2:LED照明と交換する際の会計処理

会社全体の照明をLED化したときは
どのような処理になるのでしょうか。

LED化するといっても、電球を蛍光灯から
LED照明にそのまま変えられる場合と、
取り付け器具、スイッチ、配線まで
大掛かりな工事を要する場合があります。

このような工事が必要となった場合、
減価償却対象資産のとして所有している
LED電球に含めて計上されることになります。

3:LED照明の取り換え費用処理に関する国税庁の見解

LED照明の交換費用に関する取り扱いについては、
「自社の事務室の蛍光灯を蛍光灯型LEDランプ
に取り替えた場合の取替費用の取扱いについて」
と題し国税庁のホームページに公開されています。

どのような内容になっているのか
見ていきましょう。

国税庁「自社の事務室の蛍光灯を蛍光灯型LEDランプに取り替えた場合の取替費用の取扱いについて」

3-1:紹介要旨

当社では、節電対策として
自社の事務室の蛍光灯を
蛍光灯型LEDランプに
取り替えることを考えています。

その取替に係る
費用については、
修繕費として処理して
差し支えありませんか。

なお、当社は、これまで蛍光灯が
切れた際の取替費用を消耗品費として
処理しています。

3-2:回答要旨

要旨についての回答理由として、
大きく2つに分けて記載されています。

1)修繕費と資本的支出
2)本件へのあてはめ

「1)修繕費と資本的支出」の項目については、
別途、触れていきます。

今回は「2)本件へのあてはめ」
に着目していきます。

国税庁のホームページでは、
下記のように記載されています。

蛍光灯を蛍光灯型LEDランプに
取り替えることで、節電効果や
使用可能期間などが向上しています。

その有する固定資産の価値を高め、
又はその耐久性を増しているとして
資本的支出に該当するのではないか
とも考えられます。

蛍光灯(又は蛍光灯型LEDランプ)は、
照明設備(建物附属設備)がその効用を
発揮するための一つの部品です。

また、その部品の性能が高まった
ことをもって、建物附属設備として
価値等が高まったとまではいえないと
考えられますので、修繕費として
処理することが相当です。

3-3:1つの考察

国税庁のホームページに記載されている事例は、
蛍光灯100本をLEDに変えることにより
1本1万円で100万円の費用負担となっています。

そして、これにかかる取り換え
工事のための費用は110万円です。

LED化するための工事は、
照明器具を変更するための工事で、
安定器を経由させることなく
照明を点灯させるものと判断したのです。

このような理由から、工事のために
支出した金額は、照明器具の価値が
高まったといえないとされました。

建物の付属設備として価値などが高まったと
評価されることが、工事費用を資産計上
するために必要な条件となっています。

4:リース契約によるLED化

会社でLED化を進めていくためには
多額の費用がかかります。

そこで、ひとつの手段として頭に浮かぶのが
「リース契約」ではないでしょうか。

LED化することの大きなメリットは、
電気料金が削減されることです。

この削減された電気料金の範囲内で
リース契約を結ぶことができれば、
現状の持ち出し金が無くなるのです。

4-1:リース契約の仕組みについて

リース契約とは、リース会社が、
LED照明に使用される商品を
メーカーやディーラーから購入し
賃貸する契約をいいます。

リース取引には、

  • ファイナンスリース取引
  • オペレーティングリース取引

の2種類があります。

ここでは、オペレーティングリース取引
に着目して見ていきましょう。

リース契約は

  • ディーラー
  • LED導入会社
  • リース会社

の3社間で取引がされる
ことになります。

契約の流れは大きく、
下記の3ステップで行われます。

ステップ1:

「ディーラー」と「LED導入会社」の間で、
LED商品内容を決定します。

ステップ2:

「ディーラー」と「リース会社」の間では、
売買契約が交わされます。

これにより、リース会社は、ディーラーから
LED商品を購入し、代金を一括で支払います。

ステップ3:

リース会社とLED導入会社は、
リース契約を結びます。

契約後、LED導入会社は、
リース会社に定期的にリース料を
支払っていくことになります。

4-2:リース契約のメリット

リース契約のメリットは、2つあります。

具体的にどんなメリット、
デメリットあるのか見ていきましょう。

1)キャッシュアウトなし
設備投資をする上で、
リース契約を利用することは、
会社のキャッシュを残すことが
可能です。

1度に多額のキャッシュを
支出することは、会社の
経営成績を表す損益計算書に
大きな影響を与えます。

その損益計算書を見た第三者の
外部関係者から誤った判断を
されてしまいます。

そのような誤解を招くような
財務諸表を作成したくはないですよね。

そのために、1度に多額のキャッシュを
支出する必要がない「リース契約」は
メリットがあるといえます。

2)オフバランス効果が得られる
リース契約をすることで、
経費処理をすることができます。

LED照明を現金で購入すると
資産計上することが必要となりますよね。

それが、リース契約をすることで、
LED照明は費用処理が可能となります。

5:まとめ

社内の照明をLED化することは、
ただ電球を変えれば完了という
訳ではありません。

LED専用の照明器具への交換と
工事が必要となります。

そのため、多額の初期費用が
必要となってきます。

税務処理上まだ不明瞭な点があるため、
LED化をする際には、必ず顧問税理士などに
相談し、自社にあった導入を進めてください。

省エネの必要性とコストゼロ円から取り組める省エネ方法とは?

企業といっても業種や働き方は
それぞれ違うと思います。

『スーパー』『コンビニ』『オフィス』
『運輸業』『工場』『テーマパーク』など

しかし、どんな業種であれ、
必ず何かしらエネルギーを使用している
と思います。

『電気』『ガス』『ガソリン』『灯油』『水』

私たちが生きている中では
欠かせない資源です。

そして、その資源を活用するには
コストが必ず必要になってきます。

簡単に言えば
その資源にかかるコストを減らすのが
『省エネ』になりますが…

今回は省エネが重要視されている
背景について、
もう少し詳しく見ていきましょう!

1:省エネと節電が重要視される背景とは?

エネルギー資源に対して企業を取り巻く
法的環境は年々シビアになっていく傾向が
見られます。

その背景として
大きく3つ挙げられます。

1つは使用されるエネルギー量の増加。

私たち人類が使用するエネルギーは
19世紀末ごろから急速に増え始めました。

人類の400万年ある歴史の中、
たった20世紀の100年間で
人類の歴史の中で使われ続けたエネルギーの
半分以上が消費されたと言われています。

生活が豊かになった一方で
電気などのエネルギーの使用量は急激に
増加してしまったのです。

アメリカ、ヨーロッパ、日本などの
先進国はすでに多くの電気を使用していますが、
他の国々でも生活基準が上がるたびに、
エネルギー使用量は年々確実に増えていく
ことが予測されます。

エネルギーを作るためには
火力発電で生み出す化石燃料や
原子力発電で生み出す核燃料が
必要になってくるわけですが…

地球にあるエネルギーも
無限にあるわけではありません。

豊富にあるエネルギー資源の1つでもある
石炭でもこのままのペースで使い続ければ、
100年ほどで底を尽きると言われています。

便利な生活ができるようになった背景には
このような深刻なエネルギー資源の問題が
あるということです。

そして、
2つめは環境汚染の問題です。

エネルギーを作ると同時に人体に影響する
有害物質が生み出されます。

化石燃料で生み出されるものであれば、
硫黄酸化物(SOx)
窒素酸化物(NOx)
光化学オキサイド(Ox)
などがあります。

これによって
ガンやアレルギー、呼吸器疾患などを
引き起こすと言われています。

その他、有害物質ではありませんが
有名どころでは二酸化炭素の増加も
地球温暖化の原因になっています。

そして、
東日本大震災以降大きな問題となったのは
原子力発電所です。

核燃料は使用することで人体に害を及ぼす
放射線廃棄物が生み出されます。

福島第一原発発電所のように震災などで
事故が発生すれば、広範囲におよび
人が住むことすらできなくなってしまいます。

このように火力発電も原子力発電によって
生活を便利にするエネルギーを生み出す一方、
有害な物質によって人が住みにくい環境も
引き起こしてしまうということです。

そして
3つめは電力供給の問題です。

電気の特性としては石油などの燃料のように
貯めておくということができません。

使うときに必要な分だけを生み出す
必要があります。

そのため、使う量に合わせて発電施設を
作っておく必要があるのですが、
発電施設で作る電力量より使用する電力量が
上回ってしまうと電力不足が生じてしまいます。

2011年当時、
東日本大震災が起こったときは
福島第一原発発電所が壊れたことで
発電施設がストップしてしまいました。

さらに東海地震が起きる可能性により
静岡県にある浜岡原子力発電所も
ストップしたことで更なる
電力不足に陥りました。

当時、今までと同じ電気を使用すれば
電力不足になることは確実であったことから、
節電を促す動きが全国に広がりました。

以上、現在『省エネ』『節電』に注目が
集まっている背景には、

 

  • 使用されるエネルギー量の増加
  • ・環境汚染の問題
  • ・電力供給の問題

この3つが大きい要因になっています。

2:省エネと節電の違いとは?

電力量を節約するという意味で
使われている言葉は2つあります。

『節電』と『省エネ』

一見同じように思われますが、
目的が違います。

節電は停電を回避するための対策
となります。

これは東日本大震災があった年に
節電要請があったことは記憶に
新しいと思いますが…

福島第一原発発電所がストップしたことで
電力供給量が大幅に減少しました。

発電所から時間当たりに作られる電力量が
大幅に少なくなったことにより
電力需要ピーク時の電力量が
追いつかなくなる事態が起こりました。

1日に使用される電力量は時間ごとに
変化していきます。

たとえば、
深夜の就寝時の時間帯は多くの人が
活動していない時間帯ですので
使用される電力量は1日のうちで
もっとも少なくなる時間帯になります。

しかし、
多くの人が働く操業時間帯である
9時から18時の間は当然ながら
使われる電力が大きくなります。

7月8月の夏場の場合、エアコンが
必要になってくるため、気温が高くなる
13時から16時の時間帯にピークを
迎えると言われています。

つまり、節電とは
このピーク時に使われている余分な
電力量を減らして停電を回避するのが
第一の目的ということになります。

一方、
『省エネ』はピーク時の電力量だけでなく
1日に使用される総合消費電力量を抑える
ことを言います。

使用される電力量を抑えることで
燃料消費を抑えて温室効果ガスや
有害物質の発生を抑制する目的で
行われます。

また、消費電力量を減らすことで
企業のランニングコストの負担を減らせる
メリットも生まれます。

省エネに取り組むことにより
地球環境と企業の双方に大きなメリットを
生み出します。

3:今すぐ取り組める省エネ術とは?

省エネ対策といっても、
様々な手法があります。

最も省エネ効果が見込まれるのは
省エネのための設備導入です。

LED照明などの高効率照明器具や
高効率の空調器具を導入することで
大幅な省コストが見込まれます。

しかし、
多くのメリットが得られる一方で
初期導入コストに障壁を感じ、
先送りしている状況にある方も
多いかと思います。

その場合、
低コストですぐに取り組める
省エネは主に3つあります。

3-1:運用方法を変える

今すぐ取り組めるものとしては
現在使用中の照明や空調の運用を
改善していく方法です。

設備改修をせず、設備の設定条件を変更し、
室内環境において無駄な電力消費を
省いていく方法になります。

簡単に実践できるものであれば、
『不在時・空室時の細めな消灯』
『冷暖房の設定変更』
『お昼休み時間などの消灯』
などがあります。

小さなことかもしれませんが、
長時間使用しているものこそ、
運用管理の仕方を少し変えるだけで、
大きな省エネになります。

特に夜間でも自動運転している機器は
1日を通しての総合消費電力量を
減らせる可能性がありますので
注目していく必要があります。

たとえば
『エレベーター』『給湯器』
『自動販売機』『洗浄トイレの便器』など

ずっと運転状態になっているものが
少なからずあるかと思います。

そういったもののスイッチを
操業時間外は停止する。

あるいは
夜間省エネモードに切り替えて
消費電力を少なくすることで
1年を通したときの総消費電力は
かなり抑えられるはずです。

3-2:断熱性を高めて体にやさしい空調設定を!

夏や冬は空調が欠かせないと思いますが、
外気温に近い温度設定になるほど
空調への負担が少なくなります。

空調の温度設定により
ランニングコストを減らすことが可能なのは
ご存知かと思いますが…

夏場の酷暑、冬場の酷寒の時期に
シビアな温度設定にするとしても
無理をすると健康にも影響を及ぼしますし、
やはり厳しい時期もあるかと思います。

ただし、空調の設定温度を変更しつつも
快適に過ごせるための方法は存在します。

「あれ?エアコンの効きが悪いな…」
と思ったときはありませんか?

設定した室温になってくれない場合、
エアコンで得られた空気が外に
逃げている可能性が高いです。

暖房で温まるはずの室温が
どこから逃げていくのか?

冷房で冷えたはずの室温が
なぜ暑くなるのか?

それを考えたとき、
その一番の原因は窓にあります。

夏には50~70%の熱が窓から入ってきて、
冬には50%の熱が窓から逃げていく
と言われています。

そこで必要となるのが
窓の断熱(遮熱)効果を高めること
になります。

そこで冬場、夏場ともに大きな効果が
見込まれるのが
『紫外線カットフィルム』になります。

紫外線をカットする効果以外にも
遮熱・断熱性の効果もあるため、
エアコンの運転効率を向上してくれる
優れモノです。

窓の面積が広い空間であるほど
フィルムを貼り付けたときの効果は
感じやすいかと思います。

高効率空調機を導入することなく
低コストで省エネを実現できる
おすすめの方法です。

3-3:空調フィルターの清掃と点検で空調効率アップ!

意外と馬鹿にできないのが、
空調フィルターの目詰まりです。

空調機のフィルターは日々室内の埃や汚れを
除去してくれているのですが、
運転を繰り返すことで徐々に目詰まりを
起こし始めます。

目詰まりを起こすと空気の循環が悪化するため
空調効率が落ち、結果として
消費電力が増加していきます。

省エネ対策というよりも
空調機本来の性能をフルに発揮するための
対策になります。

定期的な実施をしていない場合は
こまめに清掃を実施することで
空調効率がアップし、
省エネに繋がっていきます。

4:省エネの必要性と省エネ方法のまとめ

今回は省エネとは何かについて
お伝えしてきました。

省エネに取り組むことで
企業側にもメリットとはありますが…

それ以上に
環境汚染や震災による電力不足など
長期的なプランとして見たときの
リスク対策としてどうしても
必要になってくるものです。

コストを掛けなくても
ちょっとした工夫で取り組める
省エネ対策はあるはずです。

今回の記事が省エネに繋がる
ヒントになればうれしく思います。