省エネと節電の目的の違いと身近に隠れているエネルギー節約法

東日本大震災以来、
電力不足が心配されることが多くなった昨今
エコブームが到来し『省エネ』『節電』
この2つの単語を見る機会が増えました。

節電?
省エネ?

どちらも同じような意味に感じられますが
その違いとは一体何でしょうか?

1:『省エネ』と『節電』の決定的な違い

『省エネ』と『節電』

どちらも同じように「電力量を抑える」
という意味合いで使われていますが、
明確な違いはあるのでしょうか?

それは目的に大きな違いがあります。

節電は
停電を回避するためにピーク時の電力を
抑えることが節電になります。

一方、省エネとは
時間帯関係なしに、電気や熱などの
合計エネルギーの総合消費電力量を削減し
CO2の排出量と総コストを下げることを
目的としています。

つまり、
節電は電力供給が追い付かなくなるのを
防ぐのが第一目的となるわけです。

一般的に電力需要のピークを迎えるのは
13時~16時と言われています。

そのピーク時に不要な電力消費を
抑えて停電を回避する目的が
『節電』です。

一方、省エネの目的はピーク時の電力量を
抑えるだけではありません。

ピーク時間以外でも無駄な照明や空調
を省いて総合的な消費電力量を減らすことが
『省エネ』になります。

2:節電対策と省エネ対策で今すぐできる効率的な方法とは?

節電と省エネの違いがわかったところで
それぞれを実現させるための
効果的な方法に入っていきたいと
思います。

2-1:窓際の装備で節電対策

節電はピーク時の電力量を抑えることが
目的になります。

一般的にオフィスで消費される
エネルギーの割合は
照明40%、コンセント32%、空調28%
と言われています。

電力需要のピークの時間帯が
13時から16時頃になるのですが、
その時間帯に減らしやすいものを
順に考えていく必要があります。

照明、コンセント、空調の中で
比較的取り組み管理しやすいものは
照明です。

多くの企業は照明の間引きをしたり、
明度を落とすことで節電に取り組んでいますが、
暗い中での作業は視力低下にも繋がり、
社員のモチベーションも下がりやすく
業務効率を下げてしまう恐れがあります。

節電は社員のモチベーション低下に
関わってくることもあるため
節電を継続させていくためには
人がストレスを感じない節電を
していく必要があります。

2-1-1:ブラインドを活用して自然光対策

13時から16時の時間帯は1日の中でも
日光が強く明るい時間帯になりますので、
その自然光を上手く活用して視力の負担を
少なくすることが鍵になります。

とはいっても、日差しが直接差し込む方向で
窓を全開にしている状態だと
さすがに眩しいと思います。

その場合、
ブラインド、紫外線カットフィルムなどを
活用することで光と熱を緩和しながら
自然光を取り入れることができます。

13時から16時だと太陽は
南南西から西へ移動していく時間帯で
西に近づくほど直射日光が差し込みやすい
状況になっていきます。

つまり、南から西の方向に近づくほど
対策が必要になってきます。

自然光において特に重要なのは
ブラインドの使い方です。

何気なく使っているブラインドですが、
表面の形状をよく見てみると直線ではなく、
丸みを帯びた形状をしています。

つまり、平行状態に開いていても
高い位置からの直射日光を防止してくれる
働きをしてくれます。

涼しい季節であれば直射日光を防止しながら、
なおかつ、風とそとの視界を適度に通してくれる
優れたアイテムなのです。

つまり西日の方向になるほど
ブラインドの角度を起こして調整していけば
直射日光を防ぎながら自然光を
上手く取り入れることができます。

自然光を取り入れることで
照明を間引きしても暗くなりすぎず、
ストレスなく節電できるようになります。

西日の対策にブラインドを活用することは
節電しながら快適なオフィス空間を
作るための鍵になってきます。

2-1-2:紫外線カットフィルムで冷暖房効率アップ!

また、太陽光は非常に大きな熱源なので
室温管理にも大きく関わってきます。

室温変化が大きいと空調機器による
温度調節に頼らざるを得なくなり、
継続的な節電に繋がりにくくなります。

夏であれば、
窓から差し込む太陽光により暑さが増し、
冬であれば、窓から熱が逃げていきます。

いずれも冷暖房の熱源の半分は窓から
逃げていくと言われているため、
空調の運転効率は窓の対策が
大きな課題となります。

そこで室温変化の緩和に役立つのが
『紫外線カットフィルム』になります。

紫外線カットフィルムは紫外線を
防止してくれるのはもちろん、
赤外線をカットする効果もあることから、
太陽光による温度上昇を抑えてくれるため
断熱効果にも優れます。

それにより、
窓からの熱の影響を受けにくくなるため
夏でも冬でもエアコンの効率的な運転に
一役買ってくれます。

ブラインドと紫外線カットフィルムを
組み合わせて使用することで、
照明と空調の両方の側面から
節電効果を発揮してくれるようになります。

実際、東日本大震災が起きた2011年の夏に
節電要請を受けた際、多くの企業が
節電対策に取り組みましたが…

前年と比べて電力消費量の削減に
成功した企業ほどブラインドなどの
道具の使い方を工夫していたことが
後々わかってきました。

身近でいつも使っているものも
使い方の工夫次第で節電に大きな効力を
発揮します。

2-2:省エネ対策は総消費電力量を減らすこと

先ほど節電の話でもあったように
節電はピークの時間限定(13時~16時)
対策となります。

節電はその瞬間的な電力の高さ(kW)
下げることが目的ですが、
省エネは総合時間の電力量(kWh)
全体的に減らすことが目的です。

もちろん、この時間帯に限っては
節電対策がそのまま
省エネ対策としても使えますが、

季節の違いでも省エネへの取り組みは
異なってきますので
それぞれの時期に合った対策が必要になります。

今回は総消費電力量を減らす視点と
季節ごとの省エネ対策の双方の視点から
見ていきましょう。

2-2-1:自動運転機器の設定で総消費電力量を減らす

オフィスの中を見渡すと
手動ではなく自動で1日中スイッチが
入りっぱなしで動いている機器は
かなり多いはずです。

『自動販売機』『トイレの洗浄便器』
『エレベーター』など

こういったものは操業時間中でも
深夜の使用されない時間帯でも
休日でも関係なく自動で動き続けています。

24時間通しての電力の総消費量を
減らすには自動機器の管理をどうするかを
考えていく必要があります。

夜間や休日などの非使用時間帯に
操業時間帯と同じ設定で動かしていては
かなり無駄な消費をしてしまいますので、
非使用時間帯には設定を切り替える
必要があります。

たとえば、
非使用時間帯にはエレベータが2基ある場合、
1基のみを動かす状態にするなど。

他にも電力モードに
省エネモードや夜間モードなどがあれば
時間帯で切り替えるように設定するなど。

省エネモードは今では多くの機器に
機能として存在していますが…

自動で動いている機器を見直してみると
意外にも省エネモードなどの設定を忘れて
多くの電力を消費しているものがあったりします。

オートメーションで動いている
機器を1つ1つ設定し直すと
総消費電力量を大きく削減することに
繋がる可能性があります。

2-2-2:温度設定で省エネ化を図る

夏場は温度設定を28℃、
冬場は温度設定を20℃が
推奨されている室温設定に
なっていますが…

その温度で快適に過ごすためにも
クールビズやウォームビズで
厳しい季節に適応した服装を社内ルールに
取り入れていく必要があります。

節電の章でもお話がありましたが、
省エネの温度設定で快適に過ごすには
やはり窓の断熱性を高める必要があります。

特に冬の時期でもっとも電力の消費が
激しくなるのが操業時間前です。

スイッチを切ってから長時間経っているため、
ウォーミングアップが必要になり、
空気が冷え込んでいると熱効率も悪いので
適温になるにも時間がかかり消費しやすくなります。

紫外線カットフィルムなどで断熱性を
高まり、自然光も熱として利用できるため、
効率的に部屋を暖めることができます。

断熱性は早朝の電力を省くための
重要ポイントになってきますので、
節電のノウハウも上手く活用していく
必要があります。

他にも季節ごとに設定を変えると
省エネに繋がる機器はあります。

たとえば、
トイレの『温水洗浄便座』など

便座の暖房機能は冬こそ必要ですが、
夏はあまり必要なかったりします。

このように冬は必要だけど、
夏には不要になるもの。

逆に、夏は必要だけど
冬には不要になるものがあります。

季節ごとに設定を変えることで
省エネにつながるものもありますので
是非一度チェックをしてみてください。

3:省エネと節電の違いとエネルギー節約のまとめ

以上、『節電』と『省エネ』の違いと
今すぐ取り組める方法を
それぞれお伝えしました。

オフィスにある道具も使い方を
少し変えるだけで節電にも繋がるし、
そこから省エネに応用することも
できます。

季節ごとの温度管理や設定も
忘れがちなるものも多いですので
省エネ効果をフルに発揮するためにも
是非一度見直してみてください。

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