工場のコスト削減をする前に知ってほしい1つのこと

工場におけるコスト削減のアイデアは、今では、コンサル会社に依頼すると会社の問題点の洗い出しから、解決方法の提案まで行ってくれる時代になりました。

しかし、経営者の方にお聞きしたいことは、「これまで工場の現場で働く従業員のアイデアを 聞いたことはありますか?」ということです。

もしかすると、「もっとこうしたら仕事がしやすいのに」と、アイデアを持っている従業員がいるのではないでしょうか?

そして、現場のそうした小さい気づきが実際の仕事の効率化やコスト削減に繋がることが多いのではないでしょうか?

どのようにして、従業員のアイデアを引き出したらいいのか、その具体例を一緒に確認していきましょう。

1.工場コスト削減のアイデアとは

コスト削減のアイデアといっても、工場の照明をLEDに変えてしまうとか、人件費削減といった大きなことから、使わない部屋の電気はこまめに消す、などのように小さなものまで様々です。

経営者の方が考えるコスト削減は、前者のほうが多いと思います。

それは、経営者は会社の利益を増やすことが仕事なので、そのアイデアも大きく結果が出るものを考えがちだからです。

また、コスト削減をするためにお金をかけるという考えも可能です。

一方、従業員が考えるコスト削減は、
後者の方で、

「こうしたら仕事がしやすい」
「こうしたほうが手間が省ける」
「こうしたほうが楽」

という風に、現場目線でのアイデアと言えます。

決して、すぐに効果があらわれるものではないかもしれませんが、現場の目線からすると、それは大きな効果があることかもしれません。

現在の工場は、作業工程の多くがマニュアル化されています。

ですので、経営陣はコスト削減のアイデアを従業員から提案してもらう必要はないと思うかもしれません。

しかし、コスト削減のアイデアは、仕事の手順や作業工程だけではなく、従業員目線のちょっとしたアイデアが、「仕事の効率化アップに繋がる」ということを、知る必要があります。

2.積極的なアイデアを出してもらうために

先程お伝えした、「従業員目線でのアイデアを大切にする」という考えがないと、せっかく従業員がアイデアを出しても経営陣は簡単に「考えておく」という返事ひとつで、終わらせてしまう可能性があります。

そうしてしまうと、今後一切、従業員からのアイデアが出なくなることも大いにありえます。

従業員から積極的にコスト削減のアイデアを出してもらうには、そのアイデアを提案できる場と、それを受け入れて実行しようとする経営陣の行動力が必要です。

従業員が提案してきたアイデアには「それは無理だな」と一蹴する前に、「とにかくやってみろ」という勢いが大切です。

できれば、従業員が提案してきたその日に実行してみるといいかもしれません。

そうすることで、従業員も提案しやすい環境になっていくはずです。

また、最初からうまくいくとも限りません。従業員のアイデアを実行したばかりに、かえって不便になったしまった、ということもあるかもしれません。

その時は、従業員を責めず、ある程度の経験をさせた方がいいかもしれません。

コスト削減のアイデアを、積極的に行ってもらうには、普段からの「気づき」が大切です。

従業員がアイデアを提案しやすいような環境づくりを心がけていきましょう。

3.実行しやすいアイデア

ここで、アイデアの具体例を見てみましょう。

先程もお伝えした通り、従業員からのアイデアの中には、「こんなことが?」と思ってしまうものもあるかもしれません。

ですが、どんな小さなことでも、実際に改善してみると作業が効率よくできるようになることは大いにありえます。

3-1.不便を改善する

例えば、

  • 工場の資材置き場に電灯がない
  • 備品が高いところにあり、取りにくい

このような、「ちょっとした不便」はどの工場にもあると思います。その都度、対応しているところも少なくないでしょう。

しかし、こういう場合、不便をずっと我慢しているより、改善をしたほうがぐっと効率はあがります。

資材置き場が暗い場合は、すぐに電灯をつけましょう。

高いところに備品がある場合は、すぐに踏み台を作りましょう。

こうした細かい不便を解消していくことは、一見労力の無駄に見えるかもしれません。

しかし、この不便を解消することで得られる1~2分の作業時間の短縮で作業の効率化が図れ、また我慢するというストレスも解消されてきます。

3-2.無駄を省く

例えば、

  • 備品の置き場が決まっていない
  • 備品以外の道具や機械がバラバラに置いてある

このような場合、数や量をすぐには把握できません。道具や機械を使う際、どこにあるのか探さねばなりません。

整理整頓して、どれくらいの量があるのか、どこに何があるのか、ひと目でわかるようにしておく。

こういうこともアイデアの一つです。

数量を数える時間、道具や機械を探す時間、そのような無駄な時間を省くことは作業の効率によりコスト削減に繋がっていくものです。

従業員は、どこにまとめておけば一番使いやすいかきっと知っています。

3-3.安全に作業ができるようにする

ひと昔と比べると、現在の工場は、とても安全になりました。しかし、それでも事故がゼロになったわけではありません。

むしろ、「これで安全だろう」という思い込みは、その油断から大きな事故につながることもあります。

それを防ぐには、「安全に作業ができるようにすること」が大切です。

  • 人が良く通る通路にものをおかない
  • フォークリフトにランプを付ける

これも小さなアイデアかもしれませんが、従業員が、安全に作業ができるように工夫をしましょう。

従業員が怪我をしてしまったりすると、コスト削減どころか、余計にお金が掛かってしまう結果にもなりかねません。

4.アイデアを出すためにまずすべきこと

従業員から提案されたコスト削減のアイデアは、小さいものから実行していきましょう。

大がかりなものはやりがいはありますが、実行するまでが大変です。

理想は、小さなものを行いつつ、大きなアイデアを実行する準備をしていくことです。

しかし、工場によっては、その理想通りに行かないこともあるかと思います。

その時にまず何をすべきでしょうか?

それは、「整理整頓」です。

これもまた小さなアイデアと思いがちですが、工場の作業を効率化するのには欠かせないことです。

機械の収納場所や、備品の置き場所など、「もっとこうした方が作業しやすい」そう思えるものが出てくるかもしれません。

小さなアイデアを考え出していく前に、身の回りを仕事がしやすいように片付けてみましょう。

そういう小さいところから、様々なヒントが浮かんできます。

5.工場コスト削減に必要な視点のまとめ

大きなコスト削減は、その効果も大きいですが、なかなか実行に移すことは難しいです。

そういうコスト削減ももちろん大切ですが、従業員の声に耳を傾けて、小さなコスト削減もぜひ実行していただきたいです。

インターネットで検索するだけでもたくさんの具体例がヒットします。

「ちょっとした不便を解消する」

このような事例が多く登場しますが、これこそ従業員にとっては作業の効率化に繋がる方法だと言えます。

たとえ小さい事でも、それが積み重なって大幅な効率アップ引いては、コスト削減につながるかもしれません。

先程もお伝えしましたが、どんな小さなアイデアも、くだらないと考えないことです。

ぜひ、広い視野と心で受け入れて欲しいものです。

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