コスト削減に大切な3つのことと具体例4ステップ

コスト削減

「コスト削減を明日からやるぞ!」

と、社員に呼びかけても、
なんとなく盛り上がらない。

社員に強要しても、
会社の雰囲気が悪くなっては本末転倒。

そういう経営者の方へ、
コスト削減を始める前に
やるべき3つの事と、

正しいコスト削減の方法を
わかりやすい
4ステップで解説いたします。

ぜひ、これを読んで
社員全員で取り組んでみてください。

コスト削減は、正しく取り組むと
会社にとって確実にメリットがありますよ。

1.コスト削減する前にやるべき3つのこと

「コスト削減」

と一言で言っても、
その具体例は
探せばたくさん見つかると思います。

ですので、
思いついたことを
ただ社員に伝えて

「とりあえずやってみる」

という経営者も
少なくないのではないでしょうか。

しかし、取り組んでみるとわかるとおもいますが、

「とりあえずやってみる」

だけでは、
うまく効果が出ないのがコスト削減です。

逆に、社員の反感をかったり
仕事のモチベーションまで下がったり、
コスト削減どころではなくなる
ことだってありえます。

そうならないために、
経営者がコスト削減をする前に
知っておきたい大切なことをお伝えします。

1-1.経営者と社員の意識の差を理解する

まず、コスト削減をする前に
経営者は社員との間に
モチベーションのギャップがあることを
理解しましょう。

経営者は、会社の利益を増やすことを
常に考えています。

コスト削減は、
利益を増やす立派な方法の一つですので、
経営者自らの意識は高いといえます。

しかし、社員はどうでしょうか。
社員は、自分のお給料がアップしたら嬉しいなと
常に考えています。

ですが、
社員は、コスト削減ができたからといって、
自分のお給料がアップするとは
あまり考えていません。

ここに、経営者と社員の意識のギャップが生まれます。

このギャップを、理解した上で取り組まないと、
コスト削減に対する
社員のモチベーションが上がることは
考えにくいと言えるでしょう。

1-2.コスト削減と売上アップは同じと認識させる

社員のお給料がアップする条件の一つは、
会社の売上アップです。

売上げが上がらないと
利益も出ないからです。

このことは、
社員に話せばすぐに理解できることだと思います。

しかし、
コスト削減が利益を生み出すための
立派な方法ということ認識している
社員は少ないかもしれません。

コスト削減が、売上をアップし、
利益を生み出すための大切な方法で、

しかも、
「社員一人ひとりが売上アップに貢献できる方法」

ということを
経営者から社員にきちんと伝えることは

コスト削減に対する
社員全員のモチベーションを上げるために
とても大切なことです。

1-3.会社全員で取り組む

コスト削減は、
一部の人間、例えば経営者や幹部だけが頑張っても
その効果は半減します。

先ほどお伝えしたとおり、
コスト削減は

「社員一人ひとりが売上アップに貢献できる方法」

という認識を社員に持たせ、
会社全体で取り組むことで、効果が出てきます。

コスト削減することで、
どのような恩恵を社員が受けることが出来るのか。

どういった目標を立てて、
その目標を達成したあかつきには
どのようなご褒美があるのか。

経営者が考えて社員に伝えることで
会社としても、
一致団結して取り組むことができます。

2.コスト削減の具体的ステップ

コスト削減の具体的な進め方ですが、
ステップを踏んで実施することで、
社員のモチベーションも下がることなく
継続して行うことができます。

2-1.コスト削減できる対象を洗い出す

まずは、何がコスト削減できそうか
その対象となるものを洗い出すことが大切です。

具体的には、
毎月会社から一定金額の支出がある

「固定費」

が、コスト削減の対象となりやすいと言われます。

  • 毎日使う通信費や電気代
  • リース契約などのように見直しができる契約
  • 金額が大きい人件費

上記のものが代表的なものです。

2-2.無駄なコストをチェック・分析する

コスト削減できる対象を洗い出したら、
無駄がないかをチェックします。

具体的には、

  • 携帯料金のプランは適正かどうか
  • 電気の付けっぱなしはないか
  • リース契約が適正かどうか
  • 印刷時の紙は、両面使えないか
  • 印刷時の色は、カラーでなくモノクロにできないか
  • 安いトナーがないかどうか

このように、この分析も社員全員で行うことで、
よりコスト削減への意識も高まります。

2-3.コストの見える化を行う

コスト削減すべき対象や方法が決まったら、
それを経営者や一部の社員だけが認識するのでなく、
全社員で認識できるように

「見える化」

することで、社員全員の意識が上がります。

社員全員に見える化することで
さらなる削減策が見つかったり、
なにより、社員の節約意識が向上します。

2-4.削減目標の設定と検証

コスト削減する対象や方法を見える化したら、
同時に、目標もしっかり設定しましょう。

目標がないと、
コスト削減の効果が出ているのか、
そうでないのか、わからなくなります。

社員も、何のために取り組んでいるのか
わからなくなり、モチベーションも低くなります。

目標と照らし合わせ、
効果が出ていることがわかれば、
どんどん社員の意識も高くなるでしょうし、

効果が出ていないのであれば、
その原因を検証できます。

原因が分かれば、改善し、
再度取り組むことができます。

目標について、
気をつけなければ、いけないのが
無理のない目標を設定することです。

経営者目線で、到底達成できないような
目標を掲げても意味がありませんので、
できれば、社員の意見を聞きながら
設定することが大切です。

3.コスト削減の具体的方法

実際に、先ほど上げた

「固定費」

の中から、
具体的なコスト削減の方法をお伝えします。

  • 社内のみで使う資料は、裏紙を利用する
  • コピーや印刷は原則、白黒印刷
  • 資料印刷は、「2in1」もしくは「4in1」
  • プリンターのトナーはリサイクル品を使う
  • 照明をLED照明に変える
  • 社内の利用頻度が少ない場所の照明はOFFに
  • お昼の休憩時間の照明をOFFに
  • FAXよりメールを利用する
  • 電気やガスの契約プランを見直す
  • 見積もりは基本相見積もり
  • 携帯電話の契約プランを見直す
  • 宅配業者との値段交渉
  • 家賃交渉を行う
  • コピー機のカウンター料金の値段交渉
  • 保険の見直し
  • 会議資料のデータ化

などなど、社員ひとりでも意識すればできる
コスト削減はたくさんあります。

4.まとめ

これまで、
簡単に取り組めるコスト削減の方法を
お伝えしてきましたが、
その他にも、

  • 少し時間をかければできるコスト削減
  • 仕事のやり方を変えるとできるコスト削減
  • 経営陣を中心にできるコスト削減

など、本当にたくさんの方法があります。

しかし、最初にお伝えしたとおり、
コスト削減は社員全員で取り組むことで、
最大の効果が得られるものですので、
一人ひとりが意識できる方法を
きちんと行うことが大切ですね。

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